水資源計画で想定している渇水を上回るほどの渇水のことです。通常、水資源計画は10年に1度の確率で発生する渇水を想定し、そのときも安定的に取水できるよう策定されていますので、これを上回る渇水は異常渇水と呼ばれます。異常渇水の時は、水利権があってもそれに応じた取水ができなかったり、河川の水質が悪化するといった現象が生じます。異常渇水時や、異常渇水になるおそれが出てきたときは大きな水系などでは、利水者相互間で渇水調整が行われます。